初心者

セイバンモロコシの生態と駆除

セイバンモロコシの生態
セイバンモロコシ(学名:sorghum halepense)は、イネ科モロコシ属に属する多年草で、地中海沿岸が原産地です。日本では1940年代に発見され、東北以南の地域に広がっています。この植物は、その強い生命力と繁殖能力で、在来種の植物や農作物の成長を脅かす強害雑草とされています。
セイバンモロコシは、根茎と種子の両方で増殖する特徴があり、刈り取ってもすぐに元通りに成長するため、駆除が困難です。この植物は、大きくなると2mほどの高さに成長し、他の植物を圧倒します。そのため、セイバンモロコシの駆除は、生態系保護や農作物の保護において重要な課題となっています。

セイバンモロコシの駆除
駆除方法としては、除草剤に適性を持つものが発見されているものの、根ごと引き抜くか、刈り取ることが一般的です。駆除のタイミングは、初夏から成長期に入る前が効果的です。花期は8月から10月にかけてで、この時期にはイネ科の花粉症の方に影響を与える可能性があります。

セイバンモロコシとススキの見分け方
セイバンモロコシとススキの見分け方には、葉の中央に白い筋がある点や、葉の大きさが20cmから60cmと似ている点が挙げられますが、ススキは葉の縁にざらざらがあり、手が切れることがあるのに対し、セイバンモロコシにはそのような特徴はありません。また、花が咲くと、ススキは側枝をたくさん出して花を咲かせるのに対し、セイバンモロコシは円錐状に集まって咲きます。
ススキとセイバンモロコシは、見た目が似ているため、区別が難しいことがあります。しかし、いくつかの特徴に注意を払うことで、これら二つの植物を見分けることが可能です。
まず、葉の特徴から見分けることができます。ススキの葉は、中央に白い筋がなく、葉の縁がざらざらしており、触ると手が切れることがあります。一方、セイバンモロコシの葉には中央に白い筋があり、葉の縁は滑らかです。
次に、花の形状も識別の手がかりになります。ススキは秋になると、側枝をたくさん出して綿毛のような花を咲かせます。これに対して、セイバンモロコシは円錐状の花序を形成し、ススキよりも密集して花が咲きます。
また、生育環境も見分けるポイントの一つです。ススキは日本の原風景とも言える風景の一部であり、野山や丘陵地に自生しています。セイバンモロコシは、耕作地や道端など、人の手が入った場所にも頻繁に見られる雑草です。
さらに、セイバンモロコシは根茎からも繁殖するため、地下茎が発達している点も特徴です。ススキにはこのような地下茎は見られません。
これらのポイントを押さえておくことで、ススキとセイバンモロコシを見分けることができます。自然の中でこれらの植物を見かけた際には、ぜひこれらの特徴に注目してみてください。
追加情報 若葉には青酸化合物が
セイバンモロコシの利用方法は限られており、若葉には青酸化合物が含まれているため、動物用の飼料としては適していません。しかし、太く丈夫な茎は、ザリガニ釣りの竿として子供たちの遊び道具に使われることがあります。
セイバンモロコシは、その強い生命力と繁殖能力により、世界的に強害雑草として扱われています。庭や畑では管理者が適切に管理し、生態系のバランスを保つことが求められています。

ちょっと放置していただけで

仕事が忙しい時期に差し掛かって休みが思うように取れず、なかなか畑の草むしりをする暇もなく、一週間ほど放置していただけで夏草が野菜の育っている区画を飲み込んでしまいました。これを綺麗にするのは骨が折れそうです。
これまでの雑草取りで抜いた雑草から畑に零れた種子が梅雨の雨で芽を出して、強い日差しに支えられてあっという間に繁茂したようです。雑草取りの際も、種子が残らないように作業をしないと二度手間になってしまうということでしょう。私たち初心者にとってはこれもひとつのトライ&エラーで、今後の教訓としていかないとなりません。
大葉やキュウリが植わっている辺りはまだどうにかできそうですが、雑草がかなり侵食しているサトイモ、レタス、ネギ、ナス、ピーマンの育っている辺りはそう簡単にはクリアにできそうにありません。
長い戦いになりそうです。
カボチャも生い茂る

夏の日差しは強力で、葉を広げたカボチャはその葉陰にたくさんの実を付けていて、余分な蔓を刈り払って整理をしたら既に食べられるサイズのカボチャが3個も採れました。
試しに、小さめのカボチャを切ってみたところ、まだ生育途上ではありましたが種も大きく育っていて、十分に食べられそうです。
半分をカボチャの煮物、半分を薄切りにしてベーコンと炒めて食べてみたところ、柔らかくてとても甘かったです。昨年はカボチャが当たり年だったのですが、今年も引き続き良い成りが期待できそうです。
カボチャと言えば、小学校の頃に給食で出た「カボチャのあんかけ」が思い出の味です。汁気の少ないカボチャは恐らく味を付けて煮たものではなく、昭和の学校給食でよく使われていた蒸して調理されたものだと思ってます。そこにひき肉(多分、豚と鶏の合い挽きなのではないかと勝手に思い込んでます)のあんかけが掛かっていて、とても美味しかった憶えがあります。
大人になってから、何度も再現しようとチャレンジしているのですが、100%の再現には至っていません。あの郷愁を誘う独特の風味は、いったい何が隠し味で入っていたんだろう…!?

梅雨の訪れと畑に蔓延る雑草

午前中のまだ涼しい時間帯に家族総出で雑草取りをすることにしました。
道具類は先日確認した通りなので、各自が何かしらの得物を持っても間に合いそうです。私は手鍬をチョイスしました。鍬に比べて柄が短いので取り回しが楽で、初心者にも扱いやすいです。中学校の頃に、月に一回の地域活動の雑草取りの折に良く使った記憶があり、少し作業をすれば身体が思い出しそうです。
庭の片隅にタープを張って


家庭菜園ビギナーの活動限界
ネギを植えているエリアが特に雑草が生い茂ってしまっているのでそのあたりを重点的にやりながら、レタスが植えられているエリアも手分けをして綺麗にしていきます。 レタスはどうも種をばら撒いたらしく、狭い範囲に密集して育ちつつあるので、比較的雑草がないエリアに移植をすることにしました。なんといっても家庭菜園の醍醐味は新鮮な野菜が採れることですから、毎日レタスやサラダ菜、ルッコラやキャベツが採れるなら、それはとても素晴らしい食卓を保証することになります。朝食のグリーンサラダ、夕食の主菜に付け合せる葉野菜や味噌汁に入れる具が庭で採れるのは、大袈裟に言えば天祐です。
雑草取りの戦利品はジャガイモ

移植先の畝で雑草を抜いていたらどうやらジャガイモが掘れてしまったようです。今年のジャガイモは3月14日に苗を植えられており、それらが植わっている畝とはかなり離れた場所で娘がジャガイモを掘り当てたので、恐らくなんですが、昨年植えたジャガイモが掘られないままに世代交代して育っていたものを掘り起こしたのでしょう。
掘り進めていくと、かなりの量があります。バケツにして4杯ほどがあっという間に収穫できました。
収穫出来たジャガイモをよく見ると幾つかの品種があるようです。男爵とメークイーン、それにやたら黄色いのはキタアカリでしょうか。今夜はジャガイモ尽くしになりそうです。
小さな一口サイズの小粒なジャガイモも多いですが、立派なサイズのジャガイモもいて、今年は比較的当たり年のように見えます。育てられていたジャガイモではないので、一部が畝から地表に露出していて表面が緑色に焼けているものもありました。webで調べると食べられないわけではないものの、そのようなジャガイモは味は落ちるようです。日に当たってしまったジャガイモはフライドポテトにして食べようかと思います。
この日の夕食は
肉じゃがと二度上げして表面がカリカリ、中はホクホクのフライドポテトになりました。取り忘れが育った走りのジャガイモでさえこれだけ美味しかったので、きちんと苗から植えられたジャガイモには期待が出来そうです。
我が家のロケーション

荒川が形成した地形
段丘の下段では水田耕作も行われているものの、最上段では水利が悪いらしく昔からせいぜい陸稲が育てられるか、小麦やトウモロコシ、養蚕に必要な桑栽培、それに野菜が育てられていた土地柄です。
井戸は少し掘ればすぐに水脈に当たるようで各戸で井戸を保有していましたが、水質汚染により平成の早い時期に井戸を放棄することになりました。私が子どもの頃は井戸に大きな鯉(苔を食ませるために放つようです)が居て、夏は野菜や西瓜を冷やしていたりしました。
畑を用途変更
なお、河岸段丘地帯の低地と高地の住人同士では見えている風景が違うせいか、低地からしたら高地は山の上で境界の外に見えるようです。段丘上部に棲む側からすると、台地は川と反対方向には水平面に果てしなく広がっているので、低地側が境界の外に見えるのですが人間の目はかように極めて狭い範囲でものを見定めてしまうものです。
これから畑を始める初心者一家
車の駐車スペースには砂利を入れていますが、それを引いてもかなりのスペースで簡単に自家菜園というには手に余る大きさです。雑草を取り除いたりする管理的な作業だけでも膨大な時間が取られそうで気が遠くなりますが、亡き母の形見とも言えるだけに放置することもできそうにありません。 幸い、ママとローティーンの長女が庭で採れる季節の野菜たちに愛着があるらしく、この畑を引き継ぐ気のようです。バタバタと葬儀や四十九日が過ぎていき、主を喪った畑に雑草が目立ち始めたゴールデンウィーク過ぎにママから「ばあちゃんの畑を維持する」と正式なアナウンスがあり、そうなるとまだ6歳の長男や私にはそれを四の五の言う立場になく、かくて家庭菜園の初心者ばかり総勢4名でこの少し広過ぎる家庭菜園を切り盛りすることになりました。いま思えば、母が元気なうちに家族全員で畑を作っていれば良かったのでしょうが、人間はその状況になって初めてそこに存在し続けていたやるべきことに邂逅し、なかなか経験するまではそれに気付かないものです。
手元に遺されたもの
インベントリを調べると
思ったより多くの作物が育てられていて、道具はかなり古びています。少しずつ畑をメンテナンスしながら必要なものを買い足していけば間に合いそうです。
まずは雑草が蔓延り始めた畑と庭の手入れをしながら、季節の作物を育てていくことになります。既に植えられて育っている作物は収穫の時期が来れば採り、時期が過ぎれば抜いて別の苗を植えたりメンテナンスをしなければならないでしょう。
すべて一から手探りで進めていくので本当のトライ&エラーになります。一体どうなることか、先行きが見えません。