ドドメ

2025年06月02日05:58ドドメを食べ尽くせ!桑の実を用いた料理特集 – 懐かしの味を現代の食卓へ4

ドドメを食べ尽くせ!桑の実を用いた料理特集 – 懐かしの味を現代の食卓へ

ドドメ(桑の実)

「ドドメ」という響きに、あなたはどんな感情を抱きますか?もしかしたら、子供の頃に夢中で食べた甘酸っぱい思い出が蘇るかもしれませんね。あるいは、その独特な色合いから「どどめ色」という言葉を思い浮かべる方もいるかもしれません。今回ご紹介するのは、そんな懐かしくも奥深い魅力を持つ桑の実、そう、地域によっては「ドドメ」と呼ばれるあの果実です。

桑の実は、その美しい見た目だけでなく、体に嬉しい栄養もたっぷり。そして、かつて日本の主要産業であった養蚕と切っても切り離せない、深い歴史と文化が詰まっています。特に埼玉県は、かつて養蚕が非常に盛んだった地域。この地で育まれた桑の木は、人々の暮らしを支え、そして美味しい実を私たちにもたらしてくれました。

この記事では、桑の実が持つ健康効果や、その歴史的背景、さらには家庭で簡単に楽しめる絶品レシピまで、桑の実の魅力をとことん深掘りしていきます。さあ、あなたも「ドドメ」の新たな魅力を発見し、現代の食卓に取り入れてみませんか?


桑の実(ドドメ)の基本情報とその魅力

桑の実の栄養と健康効果

桑の実は、その可愛らしい見た目からは想像できないほど、栄養豊富なスーパーフルーツなんです。特に注目すべきは、ブルーベリーなどにも含まれるアントシアニン。これは強い抗酸化作用を持つポリフェノールの一種で、目の健康維持やアンチエイジングにも効果が期待されています。

他にも、美肌に欠かせないビタミンC、貧血予防に役立つ鉄分、むくみ解消に嬉しいカリウム、そして腸内環境を整える食物繊維なども豊富に含まれています。まさに、美容と健康をサポートしてくれる自然の恵みと言えるでしょう。

桑の木は何年で実がなる?

桑の木は、品種や環境にもよりますが、一般的に植えてから2〜3年で実をつけ始めます。家庭で桑の木を育てれば、毎年新鮮な桑の実を収穫できる楽しみが待っていますよ。日当たりの良い場所を選び、水はけの良い土壌で育てることがポイントです。養蚕の桑畑は葉を採りやすいように桑の木を背の低い状態で管理しますが、令和の今、養蚕はほぼ廃れてしまいましたので桑の木はそういった過去の養蚕用の桑畑が打ち捨てられて放置されているか、雑木林と敷地の間に境界として植えられた桑がなかば野生化して大きな木に育ってしまっているかのどちらかでしょう。

桑の実(ドドメ)の色と特徴

完熟した桑の実は、独特の深い黒紫色になります。この色が、時に「どどめ色」と呼ばれる所以です。熟し具合によって、赤みがかったものから、ほとんど黒に近いものまでグラデーションがあり、味も甘酸っぱいものから濃厚な甘さまで変化します。摘みたての完熟した実は、口の中でプチっと弾けるような食感と、じゅわっと広がる甘酸っぱさがたまりません。


方言としての「ドドメ」と埼玉県との深い繋がり

地域ごとの呼び名と、特に埼玉県における「ドドメ」の文化

「ドドメ」という呼び名は、主に東日本、特に埼玉県を含む関東地方や甲信越地方で使われる方言です。この呼び名には、ある歴史的背景が深く関わっています。

埼玉県は、かつて養蚕が非常に盛んだった地域であり、現在でもその名残を多く見ることができます。蚕が食べる唯一のものが桑の葉であるため、県内には多くの桑畑が広がり、桑の木は人々の生活に欠かせない存在でした。

この「ドドメ」という呼び名には諸説ありますが、一説には、桑の実を食べて唇や舌が黒紫色になる様子を「泥で汚れる」という意味の「土々目」や「土留め」などと表現したことから来ていると言われています。あるいは、桑の木が「土を留める」役割を果たすことから、その実も「土留め」と呼ばれた、という説も。いずれにしても、桑の木が私たちの生活に身近だったからこそ生まれた、親しみのある呼び方なのです。

養蚕と蚕がもたらした桑の恵み

明治から昭和にかけて、日本は養蚕王国として世界に絹を供給し、経済を支えていました。埼玉県もその中心地の一つであり、広大な桑畑が地域の風景の一部となっていました。養蚕農家にとって、桑の木は家族の生活を支える大切な「命の木」。その木になる桑の実は、子どもたちのおやつとなり、季節の移ろいを教えてくれる存在でした。

現代では養蚕の規模は縮小しましたが、桑の木がもたらす恵みは変わりません。桑の実は、私たちに豊かな自然の恵みと、郷愁を誘う温かい記憶を届けてくれています。


桑の実(ドドメ)を美味しく「食べる」ための基礎知識

旬の時期と美味しい桑の実の見分け方、収穫のポイント

桑の実の旬は、おおよそ5月下旬から7月上旬頃です。美味しい桑の実を見分けるポイントは、色が濃い黒紫色をしていて、全体的にふっくらとしていること。まだ赤っぽい実は酸味が強いので、より甘さを楽しむなら黒い実を選びましょう。収穫する際は、熟すと落ちやすいので、下にシートなどを敷いておくと良いでしょう。道端にある桑の木の木陰にはこの季節、熟した桑の実が落ちて「ドドメ」色にアスファルトが染まります。

生で食べる際の注意点と、加工の必要性

生の桑の実は、さっと水洗いするだけで食べられますが、完熟していない実には軽微な毒性があると言われています。必ず完熟した、黒い実を食べるようにしましょう。また、足が速い果実なので、収穫後はなるべく早く食べるか、加工することをおすすめします。ジャムやシロップにすることで、栄養価を損なうことなく長期保存が可能です。


ドドメを食べ尽くせ!絶品桑の実レシピ集

さあ、いよいよ桑の実を使った美味しいレシピをご紹介します。定番から意外な組み合わせまで、ぜひ試してみてください。

定番!桑の実ジャムの作り方とアレンジ

桑の実の美味しさを一番手軽に楽しめるのがジャムです。

材料

  • 桑の実
  • 砂糖(桑の実の50〜70%程度)
  • レモン汁少々

作り方

  1. 桑の実を優しく洗い、水気を切る。
  2. 鍋に桑の実と砂糖を入れ、30分ほど置いて水分を出す。
  3. 中火にかけ、アクを取りながら煮詰める。
  4. とろみがついてきたらレモン汁を加え、さらに数分煮詰めて完成。

焼きたてのパンやヨーグルトと一緒に、またチーズケーキのトッピングにもぴったりです。

ドドメ色を活かしたデザート

  • 桑の実ムース: 生クリームとヨーグルト、ジャムを混ぜ合わせるだけで、美しいどどめ色のデザートが完成。
  • 桑の実タルト: ジャムや生の桑の実をタルト生地に敷き詰めて焼けば、見た目も華やかな一品に。
  • 桑の実ゼリー: ジャムを水や寒天で溶かし固めるだけで、ひんやり美味しいゼリーが作れます。

意外な組み合わせ?桑の実を使ったドリンク

  • 桑の実ビネガーシロップ: 桑の実と氷砂糖、酢を漬け込むだけで、爽やかなドリンクベースに。炭酸水で割ってどうぞ。
  • 桑の実酒: ホワイトリカーに桑の実と氷砂糖を漬け込めば、美しいルビー色の果実酒が楽しめます。

桑の実を料理に!

デザートだけでなく、料理にも桑の実の甘酸っぱさと色が活躍します。

  • 肉料理のソース: 桑の実ジャムをバルサミコ酢や赤ワインと煮詰めるだけで、豚肉や鴨肉によく合う甘酸っぱいソースになります。
  • サラダのトッピング: 生の桑の実をサラダに散らせば、彩りが豊かになり、プチっとした食感がアクセントになります。

桑の実(どどめ)を探すための地域情報 in 埼玉県

埼玉県内で桑の実を探すなら、まずは地域の直売所や道の駅を訪れてみましょう。

埼玉県で桑の実が採れる場所や購入できる場所の紹介

近年、地域の活性化の一環として、桑の木を植え直したり、養蚕の歴史を伝えるために桑畑を保存している地域もあります。タイミングが合えば、そうした場所で桑の実が販売されていることがあります。また、埼玉県内のフルーツ農園で桑の実狩り体験を提供しているところもありますので、事前に調べてみるのがおすすめです。

オンラインショップでも、冷凍の桑の実や加工品が手に入るので、旬の時期を逃してしまった場合でも安心して楽しめますよ。旬の今、ぜひ生の桑の実を味わってほしいです。

自宅で桑の木を育てる魅力

もし庭にスペースがあるなら、ご自宅で桑の木を育ててみるのもおすすめです。手間をかけずに育てやすく、毎年美しい花と美味しい実を楽しめます。自分で育てた桑の実を収穫し、ジャムを作る喜びは格別です。桑の苗木は、園芸店やオンラインショップで手に入れることができます。


まとめ

「ドドメ」こと桑の実は、その美しい色合いと栄養価の高さ、そして養蚕という日本の歴史と文化を背景に持つ、魅力あふれる果実です。埼玉県という地域に根差した桑の木は、私たちに懐かしさとともに、新たな食の楽しみを提供してくれます。

今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひあなたも桑の実を「食べる」体験をしてみてください。きっと、その奥深い魅力に気づくはずです。

もし、ご自宅で桑の木を育てるのが難しいという方も、地域の直売所やオンラインショップで桑の実や加工品を探してみてください。桑の実の豊かな風味を、ぜひ現代の食卓に取り入れて、心も体も満たされるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。



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2025年05月29日12:31ドドメ(桑の実)の魅力と美味しい楽しみ方4

ドドメ(桑の実)の魅力と美味しい楽しみ方:旬の恵みを味わい尽くす!

風に揺れる桑の実

今年も、庭先や道端に、あの懐かしい黒い実が姿を現す季節が巡ってきました。そう、甘酸っぱくてどこか郷愁を誘う「ドドメ」、こと桑の実の季節です!特に、かつて養蚕で栄えたこの地域では、桑の木はただの植物ではありません。この時期にしか味わえない旬の恵み、そしてその背景にある歴史を紐解きながら、美味しく楽しむためのブログ記事をお届けします。

ドドメ(桑の実)とは?

ドドメは、クワ科クワ属の落葉高木である桑の木になる実のことです。地域によっては「マルベリー」とも呼ばれ、古くから親しまれてきました。最初は緑色ですが、熟すにつれて赤、そして濃い紫色から黒へと変化していきます。完熟したドドメは、まるで宝石のように輝き、口に入れるとプチプチとした食感と共に、濃厚な甘みと爽やかな酸味が広がります。

桑の木は、実は非常に古い歴史を持っています。昔から、蚕の餌として大切に育てられてきました。そのため、日本各地で桑畑が見られたのです。特に、埼玉県北部から群馬県にかけての地域は、昔から養蚕(ようさん)が非常に盛んでした。 富岡製糸場が世界遺産になったのも、この地域の養蚕の歴史が素晴らしいことを示しています。蚕を育てるには、新鮮な桑の葉が大量に必要だったため、この辺りには多くの桑の木が植えられていました。ドドメは、そんな養蚕の歴史と共に、この地域の人々に長く親しまれてきた、まさに「地元の味」であり、地域の文化を象徴する存在と言えるでしょう。桑の木が生活に深く根差していたからこそ、その実もまた、私たちの食卓に欠かせないものとして受け継がれてきたのです。

しかし、蚕の飼育が減少してからは、桑の木も少なくなりましたが、その代わりに実が注目されるようになりました。ドドメは、生で食べても美味しく、加工しても非常に美味であるため、昔から人々の暮らしの中に深く根ざしてきた、身近な果物です。種類も様々あり、実の大きさや甘さ、酸味のバランスもそれぞれ異なります。

栄養もたっぷり!体に良いこといっぱい!

手のひらに載せた桑の実ドドメは美味しいだけでなく、栄養も非常に豊富です。まさに、天然のサプリメントと言っても過言ではないほど、栄養満点です。

  • アントシアニン: 目の健康維持や抗酸化作用に優れたポリフェノールの一種で、ブルーベリーの約3~4倍も含まれていると言われています。このアントシアニンは、体の細胞を酸化ストレスから守る「抗酸化作用」を持っています。パソコンやスマートフォンをよく使う方には特に嬉しい成分でしょう。
  • ビタミンC: 美肌効果や免疫力向上に役立ちます。コラーゲン生成を助けたり、体の免疫力を高めたりするため、健康維持を目指す上で欠かせないビタミンです。
  • カリウム: 体内の余分な塩分を排出し、むくみ解消や血圧の調整に貢献します。特に、塩分を摂りすぎたと感じる時に、ドドメを摂取することは有効な手段となり得ます。
  • 食物繊維: 便秘解消や腸内環境の改善に効果的です。腸内環境が整うと、体全体の調子も良くなるため、毎日を快適に過ごしたい方には嬉しい成分です。
  • 鉄分: 貧血予防にも期待できます。特に女性は不足しがちな栄養素であるため、美味しいドドメで補給できるのは一石二鳥です。

他にも、ドドメには「レスベラトロール」というポリフェノールも含まれていると言われています。これは、若々しさを保つ手助けをしてくれる成分として注目されています。これほど多様な体に良い成分が凝縮されているドドメは、まさに自然がもたらす恵みであり、日々の健康維持に積極的に取り入れたい果物と言えるでしょう。

ドドメを採るときのコツ!と、どこで採れるの?

ドドメは非常にデリケートな実なので、収穫には少しコツがいります。そして、どこで採れるのかも気になるところでしょう。

  1. 完熟を見極める!: 実が完全に黒く、少し触れるだけでポロッと落ちるくらいが食べ頃です。赤い実はまだ酸味が強いので、もう少し待ちましょう。完熟のドドメは、本当に甘くてジューシーなので、焦らず適期を待つのがポイントです。
  2. 優しく摘む!: 強く引っ張ると潰れてしまうので、軸の付け根を優しく持って摘み取ります。手のひらでそっと受け止めるようにすると、実が傷つきにくいです。
  3. 汚れても良い服装で!: 熟したドドメは果汁が豊富なので、服に付くとシミになることがあります。手も紫色になることがあるので、気になる方は手袋をして収穫に行きましょう。したがって、汚れても差し支えない服装で臨むことが賢明です。

ドドメはどこで採れる?

ドドメは、昔はあちこちで見られましたが、現在ではなかなか見つけにくいかもしれません。しかし、諦めずに探してみましょう。我が家の周りでは昔の桑畑がそのまま放置されていたり、お隣の家の畑や庭との境に植えられていた桑が立派な枝振りを伸ばして大きく育っていたりします。植えられている土地の持ち主に桑の実を採集して良いか確認してから採りましょう。大抵の桑の木は、その実を所有者が採ることもなく鳥や動物たちが食べるだけです。

  • 野山や河川敷: 意外と自然の中に残っている桑の木があります。散歩中に見つけたら幸運でしょう。
  • 家庭菜園や庭木: もしご自宅の庭に桑の木があるなら、自家製ドドメが楽しめます。土地と土地の境界に目印として植えられていることがあります。
  • 道の駅や直売所: 旬の時期には、地元の道の駅や農産物直売所で売られていることもあります。特に、養蚕が盛んだった埼玉県北部や群馬県などの地域では、直売所や一部の農家で新鮮なドドメが手に入る可能性が高いです。地元の特産品として、ぜひ探してみてください。 新鮮なドドメが手に入るチャンスです。
  • 観光農園: 最近では、ドドメ狩りができる観光農園もあります。ご家族皆様で楽しめるので、ぜひ調べてみてください。

収穫したドドメは、食べる直前まで洗わない方が鮮度が保てます。冷蔵庫に入れるときは、平らな容器に広げて、重ならないようにすると傷つきにくいです。

おいしい食べ方いろいろ!

そのまま食べても最高のドドメですが、たくさん収穫できた時には、様々な調理法でその美味しさを堪能できます。

1. ドドメジャム(桑の実ジャム)

定番中の定番ですが、手作りのジャムは格別です。ブルーベリーなどに比べてやさしくほっこりとしたお味が特徴です。パンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり、お菓子作りの材料にしたりと、用途は無限大です。

材料:

  • ドドメ:500g
  • 砂糖:ドドメの30~50%(お好みで調整してください。甘さ控えめがお好みなら少なめに。)
  • レモン汁:大さじ1~2(色を鮮やかにしたり、とろみをつける効果もあります。)

作り方:

  1. ドドメは優しく洗い、水気をしっかり切ります。軸が気になるようでしたら取り除いても構いませんが、そのままでも大丈夫です。
  2. 鍋にドドメと砂糖を入れ、30分ほど置いて水分を出させます。こうすることで、煮詰める時間が短縮され、焦げ付きにくくなります。
  3. 中火にかけ、木べらで混ぜながら煮詰めていきます。アクが出てきたら、こまめに取り除いてください。アクを取ると、きれいな色のジャムになります。
  4. とろみがついてきたらレモン汁を加えて混ぜ、火を止めます。ジャムのとろみは、冷めると固まるので、少しゆるいかな?と感じるくらいで十分です。
  5. 熱いうちに煮沸消毒した瓶に詰めて保存しましょう。しっかり密閉すれば、冷蔵庫で数ヶ月は保存可能です。パンケーキやフレンチトーストにかけるのはもちろん、肉料理のソースにしても意外と合います。

2. ドドメジュース/シロップ(桑の実ジュース)

暑い日にぴったりの爽やかなドリンクです。炭酸水で割ったり、牛乳と混ぜてスムージーにするのも美味しいです。

材料:

  • ドドメ:300g
  • 砂糖:ドドメの30~50%
  • 水:100ml

作り方:

  1. ドドメは洗い、水気を切ります。
  2. 鍋にドドメ、砂糖、水を入れ、弱火で煮詰めます。実が柔らかくなるまで、ゆっくり煮込んでください。
  3. 実が柔らかくなったら火を止め、粗熱を取ります。
  4. ザルやガーゼで濾して、シロップと果肉に分けます。(濾した後の果肉は、ジャムのようにパンに塗ったり、ヨーグルトに入れたり、ソースとして使ったりできるので捨てずに活用してください。)
  5. 冷蔵庫で冷やし、お好みの飲み方で楽しんでください。炭酸水で割ってレモンを絞ると、カフェのようなドリンクになりますし、牛乳と氷と一緒にミキサーにかければ、栄養満点のスムージーにもなります。ウォッカやジンと合わせて、カクテルにするのも大人な楽しみ方です。

3. ドドメとクリームチーズのタルト

甘酸っぱいドドメと、とろりとした濃厚なクリームチーズの組み合わせは、まさに至福の味わいです。見た目も華やかなので、おもてなしにもぴったりです。

材料:

  • タルト生地(市販のものでもOKです。冷凍パイシートでも代用できます。)
  • クリームチーズ:100g
  • 砂糖:30g
  • 卵黄:1個
  • 生クリーム:50ml
  • ドドメ:適量(たっぷり乗せると見栄えもしますし、美味しさもアップします。)

作り方:

  1. タルト生地を型に敷き、フォークで穴を開けて180℃のオーブンで10分ほど空焼きします。こうすることで、生地がサクサクに仕上がります。
  2. ボウルにクリームチーズ、砂糖、卵黄、生クリームを入れて、泡立て器でなめらかになるまで混ぜます。ダマが残らないように、しっかり混ぜてください。
  3. 空焼きしたタルト生地に2を流し込み、ドドメを散らします。ドドメは焼くと少し水分が出るので、乗せすぎには注意しましょう。
  4. 170℃のオーブンで20~25分、表面に焼き色がつくまで焼いたら完成です。粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やすと、クリームチーズがしまってさらに美味しくなります。タルト以外にも、マフィンやパウンドケーキの生地に混ぜて焼くのもおすすめです。

4. ドドメソースのパンケーキ

焼きたてのパンケーキに、温かいドドメソースをたっぷりとかけてみてください。朝食やブランチが、ぐっと豪華になります。

材料:

  • ドドメ:100g
  • 砂糖:大さじ2
  • 水:大さじ1
  • パンケーキ:適量

作り方:

  1. 小鍋にドドメ、砂糖、水を入れ、弱火で煮詰めます。ドドメの実を少し潰しながら煮ると、とろみがつきやすいです。
  2. 実が少し崩れて、とろみがついたらできあがりです。煮詰めすぎると固くなってしまうので気をつけてください。
  3. 温かいパンケーキにかけて召し上がれ!アイスクリームやヨーグルトにかけるのはもちろん、鶏肉や鴨肉のソテーにかけると、意外な組み合わせで絶品ソースになります。ぜひ試してみてください。

5. ドドメのスムージー

手軽に栄養を摂りたいなら、スムージーがおすすめです。朝食にもぴったりです。

材料:

  • ドドメ:100g
  • 牛乳または豆乳:150ml
  • ヨーグルト(無糖):大さじ2
  • はちみつ(お好みで):小さじ1
  • 氷:数個

作り方:

  1. すべての材料をミキサーに入れて、なめらかになるまで混ぜるだけです。
  2. 甘さが足りなければ、はちみつを足してください。

6. ドドメのフローズンデザート

暑い日にひんやり美味しいデザートです。とても簡単に作れます。

材料:

  • ドドメ:200g
  • 砂糖:大さじ3~4(お好みで)
  • レモン汁:小さじ1

作り方:

  1. ドドメと砂糖、レモン汁をミキサーに入れて、なめらかになるまで混ぜます。
  2. 製氷皿やタッパーに入れて、冷凍庫で数時間冷やし固めます。
  3. 固まったら、フォークでガリガリ削ったり、もう一度ミキサーにかけてシャーベット状にしても美味しくいただけます。

7. ドドメ酒

大人の楽しみ方として、ドドメ酒もおすすめです。熟成させると、まろやかな味わいになります。

材料:

  • ドドメ:500g
  • 氷砂糖:200~300g(お好みで)
  • ホワイトリカー:1.8L

作り方:

  1. ドドメは優しく洗い、水気をしっかり拭き取り、清潔な瓶に入れます。
  2. 氷砂糖を加え、ホワイトリカーを注ぎます。
  3. 冷暗所で3ヶ月~半年ほど熟成させたら飲み頃です。

まとめ

ドドメの季節はあっという間に過ぎ去ってしまいます。ぜひこの機会に、ご近所の桑の木を探してみたり、直売所などで手に入れて、旬の恵みを存分に味わってみてください。手作りのジャムやジュースは、初夏の思い出と共に、長く楽しむことができます。

ドドメは、そのまま食べても、加工しても、本当に様々な楽しみ方ができる万能な果物です。そして、かつてこの地で栄えた養蚕の歴史が育んだ、まさに地域ならではの特別な恵みでもあります。桑の実を味わうことは、この土地の豊かな自然と歴史を感じることにも繋がるでしょう。 ぜひ、このブログ記事を参考に、ご自身だけのお気に入りドドメレシピを見つけて、美味しいドドメライフを満喫してください。



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2024年07月13日07:18一口大サイズのジャガイモがたくさん掘れた5

ジャガイモは収穫時期を迎えて

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雑草取りの最中に発見されたジャガイモたちとは別に、きちんと今年の春に植えたジャガイモたちが収穫の時期を迎えたので、日曜日に長男の幼稚園のお友達と一緒にじゃがいも掘り。
我が家の庭にある畑は、土がふかふかとしていているのでこどもでも簡単にジャガイモを掘り当てて収穫することができます。
こどもたちも土だらけ泥だらけになりながら地中に隠れているジャガイモを探して歓声をあげながら掘り出しています。
かなりの量が採れました。
掘り出した土まみれのジャガイモは日陰で乾かして保存します。とても我が家だけでは食べきれない量なので東京周辺の親類たちに段ボール箱に詰めて宅急便で送ります。

ちびじゃがだらけ

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げんこつサイズで形の良いものを送ってしまうので、どうしても小さなジャガイモが残りがちです。
画像のようなサイズのちびじゃがは素揚げしてアレコレしたり、煮っころがしやこの辺りのB級グルメ味噌ポテト風にして食べたりすると美味しく食べられます。単純に素揚げで揚げたてのちびじゃがに粉末のコンソメを振りかけて食べるのがイージーでチープで愉しめそうです。
手間をかけるなら、蒸かしてから潰してジャガイモのお団子にしたり、お菓子作りに使ったりしても良さそうです。
この辺りのもう一つの特産、ムカゴ(零余子)ほどのサイズのジャガイモはとても美味しいです。ちゃんとジャガイモらしい香りがして美味しいのです。
ムカゴは山芋の実です。
量が採れないので一般にはあまり流通していないのかもしれませんですが、野趣あふれる味で土臭い食べ物や癖のある味わいが好きな向きには堪らない食材です。
ムカゴやドドメといった聞き馴染みのない珍しい小さな実は埼玉のこの辺りではたくさん採れるので、そういった山の恵みが好きな方はリタイア後に埼玉北部に移住するときっと楽しいです。
当然ですが、新じゃがですから皮をむく必要はありませんし、小さいだけにすぐに火が入るので、調理上はかえって手間が無くて良いかもしれません。カレー、特にスープカレーにもちょうど良いサイズではないでしょうか。夏野菜をたくさん入れてスパイスの効いた美味しいスープカレーを食べたくなりました。


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