セイバンモロコシ

2024年08月20日11:12セイバンモロコシの生態と駆除2

セイバンモロコシの生態と駆除

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セイバンモロコシの生態

セイバンモロコシ(学名:sorghum halepense)は、イネ科モロコシ属に属する多年草で、地中海沿岸が原産地です。日本では1940年代に発見され、東北以南の地域に広がっています。この植物は、その強い生命力と繁殖能力で、在来種の植物や農作物の成長を脅かす強害雑草とされています。

セイバンモロコシは、根茎と種子の両方で増殖する特徴があり、刈り取ってもすぐに元通りに成長するため、駆除が困難です。この植物は、大きくなると2mほどの高さに成長し、他の植物を圧倒します。そのため、セイバンモロコシの駆除は、生態系保護や農作物の保護において重要な課題となっています。

セイバンモロコシの駆除

駆除方法としては、除草剤に適性を持つものが発見されているものの、根ごと引き抜くか、刈り取ることが一般的です。駆除のタイミングは、初夏から成長期に入る前が効果的です。花期は8月から10月にかけてで、この時期にはイネ科の花粉症の方に影響を与える可能性があります。

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セイバンモロコシとススキの見分け方

セイバンモロコシとススキの見分け方には、葉の中央に白い筋がある点や、葉の大きさが20cmから60cmと似ている点が挙げられますが、ススキは葉の縁にざらざらがあり、手が切れることがあるのに対し、セイバンモロコシにはそのような特徴はありません。また、花が咲くと、ススキは側枝をたくさん出して花を咲かせるのに対し、セイバンモロコシは円錐状に集まって咲きます。

ススキとセイバンモロコシは、見た目が似ているため、区別が難しいことがあります。しかし、いくつかの特徴に注意を払うことで、これら二つの植物を見分けることが可能です。
まず、葉の特徴から見分けることができます。ススキの葉は、中央に白い筋がなく、葉の縁がざらざらしており、触ると手が切れることがあります。一方、セイバンモロコシの葉には中央に白い筋があり、葉の縁は滑らかです。
次に、花の形状も識別の手がかりになります。ススキは秋になると、側枝をたくさん出して綿毛のような花を咲かせます。これに対して、セイバンモロコシは円錐状の花序を形成し、ススキよりも密集して花が咲きます。
また、生育環境も見分けるポイントの一つです。ススキは日本の原風景とも言える風景の一部であり、野山や丘陵地に自生しています。セイバンモロコシは、耕作地や道端など、人の手が入った場所にも頻繁に見られる雑草です。 さらに、セイバンモロコシは根茎からも繁殖するため、地下茎が発達している点も特徴です。ススキにはこのような地下茎は見られません。
これらのポイントを押さえておくことで、ススキとセイバンモロコシを見分けることができます。自然の中でこれらの植物を見かけた際には、ぜひこれらの特徴に注目してみてください。

追加情報 若葉には青酸化合物が

セイバンモロコシの利用方法は限られており、若葉には青酸化合物が含まれているため、動物用の飼料としては適していません。しかし、太く丈夫な茎は、ザリガニ釣りの竿として子供たちの遊び道具に使われることがあります。

セイバンモロコシは、その強い生命力と繁殖能力により、世界的に強害雑草として扱われています。庭や畑では管理者が適切に管理し、生態系のバランスを保つことが求められています。



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2024年07月31日07:27酷暑も一息!?早朝5時前の気温は28℃で体感温度はかなり涼しい4

ルーティン化を再開

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一週間ぶりの休日で蓄積した疲労をリセットできたので、本日は早朝の雑草取りを再開です。
猫さんたちにいつものように鼻を前脚でちょいちょいされて起こされたので、5時前に庭に出ます。外気はこの一週間ほどではなく、スマホの表示では28度ですがかなり涼しく感じます。日の出も少しゆっくりになってきたのか、ともかく日差しがないので過ごしやすい感があります。
生育が遅れているサトイモの畝の周辺を綺麗にして、ついでに砂利敷の駐車スペースにまたぞろ伸びてきた夏草をやっつけます。
畑に生えている雑草をGoogleレンズで検索すると、ヒエ、メヒシバ、ハキダメギク、セイバンモロコシといった種類が生えているようです。名前がわかっても愛着が湧かないのが雑草の悲しいところですが、雑草取りをする側にとっては名前が分かれば作業をしながらのぼやきや愚痴(時には呪詛の言葉も吐いているかもしれません)に明確な対象が露わになるので、より強い念を込められそうです。(笑)

ナスの花と小さな実

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ナスの畝にはだいぶ枝を広げた株が2本と、まだこれから大きくなっていく株が2本植わっています。このナスたちは同時に植えたはずなのですが、生育に差異が出てきている理由はわかりません。日当たりは変わりませんから、毎日の水やりの時のちょっとした差が出てきているのかもしれません。 ナスの花がところどころ咲いていて、その花が受粉して実になっていくプロセスも畝の中でそれぞれの実を見比べると良く分かります。どうやらナスの特徴ある曲線は花から実になっていく過程の名残のようですね。



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