キッチンから始める再生栽培
2025年05月25日18:41捨てないで!タマネギの芯を植えて再生栽培を楽しもう!

捨てないで!タマネギの芯を植えて再生栽培を楽しもう!
食卓に欠かせないタマネギ。使い終わった後の「芯」を、あなたはいつもどうしていますか? もしかして、そのままゴミ箱に捨てていませんか?
ちょっと待ってください!そのタマネギの芯、実はもう一度美味しいタマネギや葉タマネギとして再生させることができるんです。今回は、タマネギの芯を土に植えて楽しむ「再生栽培」の魅力と、その方法をご紹介します。
タマネギの芯を植えるとどうなる?
タマネギの芯(根元に近い部分)には、成長点と呼ばれる細胞が残っています。この成長点から新しい芽や根が伸び、再びタマネギとして成長していくのです。
具体的には、以下のような変化が見られます。
- 新しい葉が伸びる:数日〜1週間ほどで、芯の中心から緑色の新しい葉がニョキニョキと伸びてきます。これが「葉タマネギ」と呼ばれる部分です。
- 根が張る:土に植えることで、芯の底から新しい根が伸びて土中にしっかりと張っていきます。これにより、植物全体が安定し、養分を吸収できるようになります。
- 小さなタマネギが育つ:葉が十分に茂り、根がしっかり張ることで、将来的には小さなタマネギが形成されることがあります。ただし、市販のタマネギのような大きなサイズに育てるには、十分な土の量、日当たり、そして時間が必要です。多くの場合、葉タマネギとして収穫して楽しむのが一般的です。
再生栽培のメリット
タマネギの芯を植える再生栽培には、たくさんのメリットがあります。
- エコで経済的!:普段捨ててしまう部分を再利用することで、食品ロスを減らせます。新しいタマネギを買う手間も省け、ちょっとした節約にもなりますね。
- 手軽に家庭菜園を楽しめる:特別な道具や広い場所がなくても、プランターや植木鉢、牛乳パックなどを使って手軽に始めることができます。ベランダや窓際でもOK!
- 成長を観察する楽しさ:毎日少しずつ伸びていく葉や根を観察するのは、大人も子供もワクワクします。食育の一環としても最適です。
- 新鮮な葉タマネギを収穫!:伸びてきた葉タマネギは、薬味や炒め物、お味噌汁の具など、様々な料理に活用できます。風味豊かな採れたての味が楽しめますよ。
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再生栽培のやり方(超簡単!)
必要なものは、タマネギの芯と土、そして容器だけ!
【準備するもの】
- タマネギの芯(根と根が生えていた部分を厚めに残すのがポイント。最低でも2〜3cmは残しましょう)
- 培養土(市販の野菜用培養土でOK)
- プランター、植木鉢、牛乳パック、ペットボトルなど(底に水抜き穴があるもの)
【手順】
- タマネギの芯を用意する:タマネギを使い終わったら、根っこが付いている部分を2〜3cm程度残して切り離します。薄すぎると成功しにくいので、少し厚めに残しましょう。
- 土を準備する:容器に培養土を8分目ほど入れます。
- 芯を植える:切り取ったタマネギの芯を、根っこが付いている方を下にして土に置きます。芯の半分から3分の2くらいが土に埋まるように、周りの土を軽くかぶせます。全部埋めてしまうと、葉が伸びにくくなるので注意しましょう。
- 水やりをする:植え付けたら、たっぷりと水を与えます。底から水が出てくるまでしっかりとあげましょう。
- 日当たりの良い場所に置く:日当たりの良い窓際やベランダに置いて管理します。水やりは土の表面が乾いたら行いましょう。
- 収穫!:数日〜1週間で新しい葉が伸びてきます。5cm〜10cmくらいに伸びたら、根元から2〜3cm残してハサミでカットして収穫します。カットした後も、また新しい葉が伸びてきて何度か収穫を楽しめますよ。
成功のポイントと注意点
- 新鮮な芯を使う:芯が乾燥してしまったり、傷んでいたりすると発芽しにくいことがあります。なるべく新鮮なタマネギの芯を使いましょう。
- 水やりは適切に:乾燥しすぎも、水のやりすぎも良くありません。土の表面が乾いたら、たっぷりと与えるのが基本です。
- 冬場は室内に:寒い冬場は、霜に当たらないよう室内の暖かい場所で管理しましょう。
- 大きなタマネギを目指すなら:大きなタマネギを収穫したい場合は、十分な深さと広さのあるプランターを用意し、日当たりと風通しの良い場所で育てます。追肥も必要になります。しかし、多くの場合、葉タマネギとして手軽に収穫する方が成功しやすいです。
まとめ
タマネギの芯の再生栽培は、手軽に始められて、環境にもお財布にも優しい素敵な取り組みです。毎日少しずつ成長する様子を観察するのは、癒しにもなりますし、新鮮な葉タマネギを収穫する喜びは格別です。
ぜひ、今日からあなたもタマネギの芯を捨てずに、再生栽培にチャレンジしてみませんか?きっと、新たな発見と楽しみが待っていますよ!